1. 霰天神山の礎石

霰天神山の礎石

霰天神山の礎石を取材しています。霰天神山は京都市中京区錦小路通室町西入ル天神山町にある山です。ここには山鉾建ての目印となる礎石がありました。この山の例こそ礎石を持たないすべての山鉾がならうことができる方法だと思います。

あるいてゆこう霰天神山
霰天神山の説明 霰天神山の写真
霰天神山の会所は、ぜぜかんぽっちりの東隣りにあるのです。シャッターが閉まっているとイメージがわきにくいですが、立派な会所です。また、木の門が閉ざされていますが、祇園祭宵山期間中は、開放されています。説明書きの駒札によれば、「表通りに面した門を入ると、狭い路地に面して奥に会所家が建ち、更に、その奥に庭をはさんで土蔵と大日堂が並ぶ」とあり、そこまで含めて昭和58年に京都市指定有形文化財に指定されているとあります。そう云われるとあるいてゆこう霰天神山の取材では、大日堂と土蔵に目がいっていませんでした。来年お目にかかれることを期待します。 霰天神山町会所前 霰天神山町会所説明板
霰天神山町会所(木の門が閉まっています。) 霰天神山が建てられていた場所
大事なことは、霰天神山の建てられていた場所の礎石です。礎石というか、マーキングです。路上の道路標示用の塗料で、地面に四ヶ所四角が捺されていました。(すごい!!) 路上の山鉾建ての目印 道路のマーキングと同じです。