1. 卵殻洗浄

卵殻洗浄

子供の遠足などに重宝するステンレス製魔法瓶の水筒があります。この種の魔法瓶は口が狭いため使い込むと内面に茶渋等が茶色く沈着します。この茶渋をきれいに落とす方法が卵殻による洗浄です。通常、水筒を使うのは子供の遠足など、お弁当を作る時です。お弁当には卵焼きが定番のおかずですから、その卵殻を使えば遠足の都度水筒を洗浄できます。

まず、卵の殻を軽く濯いで、そのまま手の中で砕きます。適当に細かく砕いたらステンレス製の水筒の中に入れて、殻がひたひたにつかる程度に水を注ぎ、きっちりとふたをします。後は、しゃかしゃかとシェイクするだけです。汚れに応じて時間を調節すればよいのですが、ひどい汚れでも10分も振ればよいと思います。

フタをを開けて、殻を洗い流せば完了です。見違える程きれいに洗浄できています。後は、やはり鳥の卵のことですから、最後に水筒の中を熱湯消毒しておくことが望ましいでしょう。

昔、私の母が実家に帰った時、おじいさんが台所で洗い物をしていたそうです。見ていると、なにやら卵の殻を砕いて水筒に入れはじめたので、私の母は目を疑い、自分の親が、ぼけたのではないかと焦ったそうです。事情を聞いてみると、それが卵殻洗浄であったとのことでした。

しかし最近のステンレスボトルは進化しており、内面に茶渋が付かないように鏡面加工等が施されている場合があります。その場合にはスポンジを入れて菜箸などで押し回すような洗い方の方が良さそうです。ご注意下さい。