1. 船鉾の風景・第二番

船鉾の風景・第二番

船鉾(ふねぼこ)の紹介です。船鉾は広辞苑第四版でいう籠船(かごぶね)です。美しく飾り立てられて船首に鷁(げき)が留まっています。

あるいてゆこう船鉾
船鉾の説明 船鉾の写真
船鉾拝観金500円と紙がありました。このような豪華絢爛な鉾なら500円払っても上っておくべきでした。鉾は北を向いて据えられています。船たる鉾には荒海に飛ぶ鷁(げき)の描かれた楫(かじ)もついています。 船鉾 楫(かじ)もある船鉾
船鉾こそ鉾町にあって、まさに停泊中といえます。タラップとはオランダ語で乗船用のはしごのことですが、まさに船にはタラップがかけられています。この船鉾も女性が乗れる鉾です。船鉾船首には想像上の鳥「鷁」(げき)が留まっています。 停泊中の船鉾 想像上の鳥「鷁」(げき)
船鉾は長刀鉾、月鉾、鶏鉾のように大型鉾に特有の左右四列、真ん中一列の合計九列となる幅広の駒形提灯を持っている鉾です。 北面、九列の駒形提灯 船鉾の提灯
2006年7月15日宵々山。夜10時18分頃の船鉾です。人通りが多く賑わっています。比較的低い位置にある九連の駒形提灯は見所のひとつでしょう。 夜の船鉾 夜の船鉾
船首に鷁。広辞苑第四版の籠船(かごぶね)のイラストのモデルは明らかに、この船鉾でしょう。豪華絢爛な船上では、お囃子が披露されています。 夜の船鉾 お囃子を披露する船鉾
出陣を待つ夜の船鉾は昼とは違う祭りの情緒にあふれ豪華さも一段と際立っているように思えました。山鉾巡行でも人目を惹く人気の船鉾であれば宵山の船鉾にも是非足を運んでおくべきでしょう。 南面の駒形提灯 夜の船鉾