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その鏡に映るものは平和。鏡餅。

鏡餅の図経験によれば小学生の頃から、お正月に鏡餅を飾る習慣があったものの、二段重ね風のプラスチックの外殻に充填され、底面を密封されたお餅だったように記憶している。飾ったお餅を1月中頃に下げ、おぜんざいを作ってお餅を割り入れて食べていたように思う。年によっては自治会などでお餅つきをしたものを飾っていた気もする。その場合には生えたカビを削り取っていたように思う。いずれにせよ銅鏡のような薄平たい丸形に作ったお餅であることが名前の由来のようである。お餅自体が高価なものなので、一般家庭でお正月に鏡餅を飾る習慣が定着しているのは充填餅が普及した結果といえるのではないだろうか。昔ばなしに出てくるような、年越しも危ぶまれる暮らしや、戦中のような物資欠乏の時代には鏡餅習慣は庶民の手に届くものではなかったはずなので、やはり戦後にこそ、その普及条件が整ったといえるのではないだろうか。平和で安定した社会の土台の上に飾られ、平和を映す鏡餅として、これからもあり続けてほしいものである。

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