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あるいてゆこう菊水鉾βその1

侘茶の祖とされる村田珠光(むらたしゅこう)の門人から、茶の湯を学んだといわれる武野紹鴎(たけのじょうおう)。紹鴎は後に侘茶を完成させた千利休の師といわれます。その紹鴎が、この地に「大黒庵」を建てたのは、好みの井戸がこの場所にあったためといわれています。これが「菊水の井」と呼ばれており菊水鉾の名前の由来だそうです。菊水とは中国の故事に取材する能楽「菊慈童(きくじどう)」にちなんでいるとされ、菊水鉾の稚児人形は、その菊慈童(きくじどう)とされます。700年の不老長寿をもたらす菊の露の話に名水を譬えたということでしょう。現在、大黒庵跡はマンションとなっています。その建設時には井戸跡から「菊水」の文字が彫られた井桁組も発見されています。このマンション二階には菊水鉾会所があり祇園祭期間中は仮設階段が設置され室町通側から直接二階に昇り降りできるように工夫されています。

あるいてゆこう菊水鉾
菊水鉾の説明 菊水鉾の写真
蛸薬師通室町を少し下がった場所にある山伏山を過ぎて、室町通をさらに南へ下がります。比較的時間が早ければ室町通の四条〜蛸薬師間の南行き通行も規制されていません。人通りが多くなる夕方からは完全に北行き一方通行になりますが、宵山の4時頃でも南行きの人が多くおられることが分かります。 山伏山を過ぎて南に下がる 人で賑わう室町通
雨が降り、傘をさせば人がすれ違う程度の幅しか確保されていない所もあります。道の両側に露店が立ち並んでおり、祭の賑やかさに呑まれます。 傘をさせば人がすれ違う幅の室町通 偶然の再会か?
道を下がれば錦小路通室町の辻に到着します。前方に菊水鉾の真木も近づいて来ました。写真には右側(西側)に霰天神山の提灯が見えています。錦小路通室町を過ぎて、さらに下がります。 錦小路通室町 錦小路通室町を下がる
菊水鉾の全体像が近づいて来ると分かりますが、菊水鉾は2009年に「橋がかり」方式に変えるまでは大型の鉾の中で唯一、鉾への昇り降りに外部階段を用いていました。鉾は錦小路通室町を少し下がった道幅の確保されている所に据えられていました。少し手前の西側にあるマンションを見れば、二階の会所に上がる仮設階段が確認できます。 錦小路通室町を下がる 菊水鉾手前のマンション2階へ斜めに上がる階段
空に高く伸びる真木を見上げます。ようやく菊水鉾に到着です。マンション二階の菊水鉾会所へ上がる仮設階段の下に吊るされた菊水鉾の提灯を見て、山鉾一巡をまずは実感しましょう。 菊水鉾に到着 菊水鉾会所へ上がる仮設階段と提灯