1. 孟宗山の風景・第二番

孟宗山の風景・第二番

孟宗山(もうそうやま)の紹介です。2006年は雨の中の巡行になりましたので孟宗さんの姿をうまく拝見できませんでした。実は京都市の名入り説明書きの駒札には孟宗さんは左手に雪を被った筍、右手は肩に担いだ鍬を持っていると記されています。しかし2006年の巡行を見ると孟宗さんは右手に雪を被った筍、左手は雨のため何も持たない姿で山の上に飾られています。過去の写真でも筍は右手に持っているようです。

あるいてゆこう孟宗山
孟宗山の説明 孟宗山の写真
孟宗山の門をくぐって路地(ろうじ)を突き当たると蔵があります。おそらくこれが収蔵庫だと思います。その突き当たりを北に向くと「延命地蔵大菩薩」と書かれた提灯で飾られている小さいお社がありました。蔵の手前には孟宗山の提灯で飾られた建物がありました。そこが孟宗山の飾り席で御神体も納められていたと思います。写真撮影は遠慮しました。芦刈山で御神体は神様だという見解を聞いてから少し遠慮しています。外に出て改めて駒形提灯を見上げます。暗くなって御神燈に明かりが点ると祭の風情が漂います。 孟宗山飾り席 延命地蔵大菩薩
孟宗山北面の駒形提灯 宵々山の孟宗山
親を思って雪の中に筍を探しに行くという子の心と、疫病から子供を守ることを願う祇園祭の精神が合わさった孟宗山の粽は山を支えるためにも是非ひとつ購入しておきたいものです。 値打ちのある粽 路上に設置された孟宗山
孟宗山は四条烏丸を少し上がったところにある山ですから宵山になると人の流れの只中に置かれます。前を通る機会も多い山ですから立派な山だと記憶しておきたいところです。孟宗山は2006年には巡行順14番です。 夜に賑わう孟宗山 四条河原町到着の旗手
巡行を先導する旗手の後ろから孟宗山が続きます。 巡行を先導する旗手 孟宗山巡行
孟宗山の巡行です。山の後ろに小さい手押し車。多くの山鉾でも見かける付属物です。しかし不覚にも孟宗山の特徴となる墨画の見送りの図が撮れませんでした。 孟宗山巡行 孟宗山巡行
孟宗さんの手に注目すると右手には雪を被った筍を持っています。左手は鍬の柄をもっていそうな形ですが2006年は雨避けのビニールの覆いがあるため何も持っていませんでした。 孟宗さんズームイン 孟宗山さんさらにズームイン