1. 長刀鉾の風景・第一番

長刀鉾の風景・第一番

長刀鉾の紹介です。祇園祭の宵山に、その大混雑に押し流されて終わるだけでは非常にもったいないことです。雑踏から一筋離れた静けさとほの明かり、屏風祭といわれる町なかの秘宝の公開、千年の時を超えて受け継がれている祇園祭を素直に楽しみたい。かつて数年にわたって探した納得の答え。それは全ての山鉾を歩いて回ることです。2014年に祇園祭の後祭(あとまつり)が復活して、前祭(さきまつり)と後祭(あとまつり)に別かれて開催されることになったため、一度にすべての山鉾を巡ることはできなくなりました。このサイトは祇園祭期間中のガイドマップではなく、日頃の京都まち歩き、山鉾町散策ガイドとして役立てていただければと思います。

あるいてゆこう長刀鉾
長刀鉾の説明 長刀鉾の写真
京都市内、烏丸通の地下を南北に走る京都市営地下鉄の四条駅。2006年7月15日宵々山の日。地下鉄構内は、たくさんの人で賑わっています。プラットフォームからコンコース階へ階段で上がります。 京都市営地下鉄四条駅の駅名表示板 混雑する地下 発車した地下鉄
見送る駅員さん 地上をめざす人々
四条駅の改札手前には、かつて長刀鉾を支えた、木製の車輪が展示されています。ここは、京都に来て四条駅を利用する人なら何気なく目にする展示スペースとなっています。改札を出てすぐ西の登り口から地上を目指します。 改札口をめざす人の流れ 長刀鉾車輪展示場所 地上をめざして歩く人々
京都市営地下鉄四条駅改札口 「出口2」四条烏丸 南西
階段を登ると、ビルの地下から、地上へ上がるエスカレーターがあります。ここからの風景は、高級感が漂っています。ここは住友信託銀行ビルだそうです。 ビルの空間へ連絡 住友信託銀行ビル
階段を登り切って北をみると、旧UFJ銀行のビル。横断歩道を渡りながら、東をみると、円柱が印象的な、三井住友銀行のビルが目に入ります。この東西の通りが四条通です。南北の通りが烏丸(からすま)通ですから、ここに表示しているのは四条烏丸の交差点を東に向かう図です。そして少し歩けば、一番大きく一番目立つ長刀鉾に到着です。 四条烏丸の交差点北を見る図 四条烏丸の交差点東を見る図 四条通りに建てられた長刀鉾
横断歩道を東に渡る 神殿風石柱は、三井住友銀行のビル
祇園祭では、車道に鉾が建てられている光景を目にします。宵宵々山、宵々山、宵山では、夜は車道が歩行者天国になり、車の乗り入れが規制されます。市内中心部を完全に歩行者道路にする「実験」は、毎年スケールの大きさを感じるところです。 スポンサーのちょうちん スポンサーのちょうちん
長刀鉾の厄よけちまきは一番人気です。その日ごとの販売数を制限されている様子。毎年売り切れ続出です。祇園祭のおみやげに、まとめて買い求める購入者もおられる人気ぶりです。私は何度も買いそびれて来ましたが、今年は宵々山に取材をしているおかげで購入することができました。 長刀鉾のおみやげ売り場 厄除けちまきや、テーブルセンターなど各種みやげもの
遙か昔から、この時期に、この場所に存在したであろう長刀鉾。装飾も豪華絢爛です。 天をあおぐ長刀鉾 豪華な装飾品