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パクリの語源

亀が顔を近づけてきた。何かを確かめている様子。亀が顔に触れるとひんやりする。次の瞬間、閉じたまぶたに、パクリと噛みつかれた。痛い。しかし亀は噛みついた口を離してくれない。人慣れした亀の愛情表現かと思って油断していたが、食べ物かどうかを確かめていた様子。まぶたを食いちぎられてしまう危機感が募る。亀の口の端に爪楊枝をかまして、こじ開けてもらおうと家族を呼んだ。鼻の穴をふさげば離してくれるだろうか。「それはご飯じゃないよ」と家族が亀を説得している。次の瞬間痛みがひいた。亀が離してくれた。鏡で見ると少し皮がめくれている。トランプのダイヤの形のようなにっこりした歯型がまぶたについていた。もう少しでまぶたを噛みちぎられるところだった。これは剥離。まぶたの皮膚が剥離する状態だろうか。噛みつかれることが剥離につながるとすれば、パクリとは、剥離が語源かと思う。剥離。剥る。ぱくる。パクっと食べる。飲み込む。亀さんおそるべし。剥がしとられることを剥奪ということからしても、パクリが奪う、盗むという意味につながることが理解できる。

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