頭皮マッサージ

抜け毛が目立ったり毛髪量が減少してくると、これまで無頓着であった頭皮マッサージなどに意識が向くことになる。誠に最近まで気が付いていなかったことには、まず頭を洗う際には、指先の腹（このような言葉があるかどうかは定かではないが…）で頭皮を丁寧にこすり洗って、余分な脂分を取り去ることに効果があると思う。その時、自分の耳には、「ザリザリ」という髪の毛がこすれる音が聞こえている。ゆえに頭皮マッサージでも、このザリザリ音が当然だと勝手に思っていた。しかしそれは正しくないのではないだろうか。二回ほど真剣に頭皮マッサージということに向き合って思考を巡らせてみたところ、実践を通して改善点が見えてきた。実は頭皮とは頭蓋骨に接着されているものではなく、柔軟に被せられているものであり、指の腹で適度に圧力を加えながら小刻みに動かすと、頭皮だけが動く「あそび」があり、適度な張りをもっていることが理解できた。つまり頭皮マッサージとは、洗髪時のようにザリザリ音を要するものではなく、指の腹で頭皮に適度な圧力を加えながら小刻みに動かして血行を促進することなのではないだろうか。ザリザリ音は頭皮の表面を擦っているに過ぎず、頭皮マッサージに至っていないのではないかと気が付いた。この頭皮マッサージを減算時に実行すれば時間を有効活用できると思う。