1. 鈴鹿山の礎石

鈴鹿山の礎石

鈴鹿山の礎石を取材しています。鈴鹿山は京都市中京区烏丸通三条上ル場之町(ばのちょう)にある山です。山鉾の建てられる場所としては、役行者山と共に、その北端に位置しています。

あるいてゆこう鈴鹿山
鈴鹿山の説明 鈴鹿山の写真
鈴鹿山の町会所の場所は、烏丸御池に近く、辻としては姉小路通烏丸の南西角です。ドラッグストアの前あたりも含めて山の立ち場所付近には、路面に礎石は無いようでした。 鈴鹿山立ち場所付近 会所前の路面
建物を概観すれば、敷地南手に石を敷いた通路があり、その通路は西の突きあたりのお地蔵さんのお社前で北に折れて、そのまま北の姉小路通まで通じます。そのため建物自体はそう大きくなく、鈴鹿山を収蔵する蔵として使われているのならむしろ会所風の収蔵庫というべきでしょうか。壁には鈴鹿権現を祀ることなどを説明する駒札があり、「宵山には雷除安産の鈴鹿御神影護符が厄除粽とともに授与される。」と記されています。 姉小路通烏丸の鈴鹿山会所前 いつもは閉ざされた通路
通路奥、突き当りにお地蔵さん 鈴鹿山の説明書き
見る角度を変えて会所を眺めて見ると、土蔵としての大きさ程であることがわかります。姉小路通から会所とともに東を見て、新風館の建物と対面して建っていることを表現しておきます。 北東より見る鈴鹿山の会所 北西より見る鈴鹿山の会所