子之武城。聞弦歌之声。夫子莞爾而笑曰。割雞焉用牛刀。子游対曰。昔者偃也。聞諸夫子。曰。君子学道則愛人。民学道則易使也。子曰。二三子。偃之言是也。前言戯之耳。
この章に違和感をおぼえるのは、「君子学道則愛人。小人学道則易使也。」という部分です。人民を小人と呼ぶことは、ある種の驕りではないでしょうか。憲問第十四（376）に「子曰。上好礼。則民易使也。」とあります。こうした断片の章は、他の行き過ぎた章を是正するための備忘なのかもしれません。