1. 辞書を引く

辞書を引く

言い換えを調べること。言い換えとは、過去の自己経験の振り返りであり、より単純な理解であり、過去と現在との時間差の認識となる。つまり辞書を引くとは、物事を時間差で認識しようとする試みといえる。そして過去経験を改めて参照することを解ったというのであり、解ったという喜びは、過去経験と再会することの喜びに他ならない。ゆえに辞書を引くことが言い換えを調べることであるならば、つまり複数の過去経験を繋ぎながら、認識を重ねていくことが物事の理解の方法であることを示している。本を何度も読み返す。問題集を何回も解きなおす。そういう経験の積み重ねにより、過去経験と現在の経験とが記憶として繋がるという方法論を追求して行けば、人はもっともっと賢くなれるに違いない。