1. 仮想通貨

仮想通貨

通貨の価値が国家によってゆがめられる時代において、国家によってゆがめられない物物交換の尺度として世界共通の電子的な通貨を暗号化技術によって実現するもの。それ自体の価値は購入者が与える。あたかも携帯電話の発展過程のように莫大なインフラ整備費用はその利用者が広く負担する。乱立する仮想通貨は携帯電話の一機種のように生まれては消えていくことが予想されるが、その乱立通貨の購入者が絶えずインフラ整備費用を供給し続けることで、流通を支えるサーバ群の整備や取引所の設立や運営ルールの確立が強力にあと押しされ続ける。こうしてひとつの仮想通貨は、携帯電話の一機種のようにもろく、危ういが、利用者は絶えず機種変更を繰り返しながら、その利便性を享受し続けることになり、それが当たり前になる時代が確実に到来する。