1. 給料と帰属意識

給料と帰属意識

勤め人が毎月働いて受け取る給料は毎年僅かずつでも昇給することであたかもこの雇用関係が永遠に続くかのような連続性への信頼が築かれている。ふとしたことで昇給が途絶えたり賞与予算が減少すると業務への帰属意識が損なわれることを知ることができる。永続でないならば他に収入源を求めなければならない。

この帰属意識の変化はある面で自立心を培い業務の効率化を意識させる原動力となる。永続感は過度の思い入れを生み、却って変革を阻害しているのかもしれない。