1. 液晶ディスプレイ

液晶ディスプレイのドット欠けについて

パソコンのディスプレイは、文字や画像を表示するドット(画素)と呼ばれる粒の集合体として平面が構成されている。このドットの中の一点が常時点灯する明点であったり、点灯しない暗点であるなど動作不良の場合がある。しかし画面を構成するドットの数が多いため、ある程度の明点暗点は許容されるものとして、ディスプレイを不良品として扱わないことがカタログ等に示されている。この時、ディスプレイを不良品たらしめない範囲のドットの動作不良で利用者が意識するものをドット欠けという。

組立パソコンユーザーだけでなくとも、液晶ディスプレイを購入する機会はあると思います。しかし、大型パソコンショップの中古品販売コーナーに行くと、「一点ドット欠け」と書かれた中古品が何台も展示されていたりします。つまり、新品で購入したディスプレイが、一点ドット欠け状態だったが、ドット欠けは、不良品ではないと、カタログに記載されているように、一点明点があったり暗点があったとしても、不良品としては扱ってもらえないのです。しかし、毎日毎日、目にするディスプレイにおいて、ドット欠けがあると、非常に気になったりするでしょう。

常には、そうして意識もしていないことが、いざ自分がディスプレイを購入しようと考えた時、ドット欠け品をつかまされたらどうしようかなどと、弱気になったりします。私の場合は、結局中古ディスプレイの展示品を現品確認して購入しました。売り場では、店員さん相手に新品ディスプレイの「電源入れてもらえますか。」と言っている人を目撃したりもしました。気持ちはわかりますが、それはだめでしょう。中古品の場合は、「ドット欠けなし良品」などと、より厳しい通電検査を経たコメント付きの商品が多いようにも思いますし、かえって安心だったりします。