1. 患者用ミラー

患者用ミラー

歯をみがく際に、洗面台の鏡の前に一人で立っていると、どうしてもその退屈な作業を早く終わらせようという意識が働いて、歯みがきの作業が雑になってしまいがちです。

しかしながら別の作業をしながら歯を磨くことはできません。歯を磨く際には、歯ブラシを当てる角度を見た方が効果的だからです。必ずしも洗面台前に縛られる必要はありませんが、歯磨きに伴う唾液の飛沫を拡散させないためには、できれば洗面所で磨くなど、場所を限定した方が良いと思います。

しかし、家族が洗面台を使っている場合など、別の場所で歯を磨きたいときには鏡が必要なのです。

患者用ミラーの図

そこで洗面台の前から離れて、上手に長く歯をみがくために、手鏡を持つことをお勧めします。手鏡はその辺のショップで売っているようなものですが、いざ探してみると適切な手鏡に出あうことが困難であることに気付きます。

写真の手鏡は歯科医院の治療過程で患者が持たされるものです。歯以外に意識がいかないように楕円形をしていると説明書きがありました。ひずみのない普通のガラスの鏡で、手にもってちょうどいい大きさの手鏡の名称は、たしか「患者用ミラー デミー」だったと思います。歯医者さんで取り寄せてもらうと数百円程度のものです。

顔や髪の手入れをするための手鏡はどうしてもその用途のために大きめですから、歯をみがくには、歯をみがくための専用ミラーを手に入れたいものです。

洗面台の前を離れて、自室でも効果的に歯をみがくことができます。鏡を見ながら適切な角度で歯ブラシを歯にあててみがくことの効果は大きいと知ることができるでしょう。