1. LEDペンダントライト

LEDペンダントライト

LEDペンダントライトの図

LEDペンダントライトとは、天井から吊り下げる方式のLED照明器具をいう。天井から吊り下げる方式の照明器具の多くは、プルスイッチというひも式の手元スイッチがぶら下がっており、引っ張ることでオンオフを切り替えることができます。もともとペンダント式という照明器具自体が照明器具の暗さを補うための秘策として、できるだけ下方に光源を位置づける工夫だったのかもしれません。このプルスイッチには2段階調光が可能なものもあり、100%オン→70%オン→豆球→オフというように切り替えることができるようなものになっています。

長時間浴びる光なので紫外線をカットしたい

そもそも蛍光灯は、蛍の光というだけのことはあって、日常生活においても、学習する際にも必要な照明器具の定番でした。使っているうちに蛍光灯が弱ってきて、ちらちらし始めます。1年に1回は交換していたように思います。それがインバータ式というものになってから、基本的には蛍光灯が切れるということがなくなりました。また蛍光灯自体も白熱球に比べると節電器具のはずです。しかしながらいくつかの交換の動機づけのひとつとして、蛍光灯から発せられる紫外線に対して、より紫外線量の少ないLED照明に切り替えるという理由があるのではないでしょうか。

眩しさを和らげる。LED用シェードの工夫がある

ところが、LEDペンダントライトというものは、蛍光灯よりも眩しいと思います。さらには、光が下方向に集中して発せられるため、ペンダントの位置が下であるほど、天井部分が暗くなってしまうこともあるでしょう。それを避けるためかもしれませんが、新しいペンダントライトのシェード(笠)は、透明になっており、天井方向へも光が広がる工夫がなされているように思います。この透明のシェードが安っぽく見えるため、既存の蛍光灯用のシェードを今のLEDペンダントライトのシェードに転用して、より見栄えを確保するという方法もあります。しかしそうすると天井が暗くなるか、もしくは必要以上に下向きに光が反射して眩しすぎるという弊害を生んでしまうことへの注意が必要です。

LED照明選びの絶対的必要事項

しかし何より言えることはLED照明は眩しいため、100%、70%というような二段階調光だけではなく、可能な限り20%から100%までというような無段階調光付きの製品を選んだ方がよいです。勉強だけなら明るくてよいのですが日常生活のリビングルームでは部屋が明るすぎると疲れることがあるためです。「過ぎたるは猶及ばざるが如し」とはこのことをいうのでしょう。