1. 休む

休む

前日に完全徹夜を経験したため、ゴールデンウィークに体を休めることになった。睡眠時間を確保した。次の日に子供の学習計画の作成に付き合った。次の日は母の日の買い物に出かけた。次の日は、家族で散歩に出かけた。久しぶりに休んだ。体が楽になる。軽くなる実感を得た。今しかできない家族との時間を過ごすことができた。パフェを食べた。こんなにおいしいパフェを出す店があるのか。これを楽しみにすれば、しばらく頑張れるのではないかと思った。つまり単に、自分に縛りをかけるだけで、仕事や学習を苦行のようにとらえてしまうと、どこかで無理が出るというものだろう。ワークライフバランスという言葉にもあるように、自分の生きがいにバランスを持たせる必要がある。休むとはエネルギーを充電すること。自分にご褒美を与えること。次にこの状態を経験するために、平日に努力を重ねようと思うほどの楽しみを得ること。そういうメリハリがあることで、平日の努力の水準が引き上げられる。休むとは時間の損失ではない。無為に過ごすことは「時間がもったいない。」という強迫観念が起こることもある。しかし、休むということは、耐久レースのピットインのように必要なチャージの時間なのだろう。それを設けなければ、結果として長く走り続けることはできない。休んだ分だけ平日の効率が上乗せされるのであり、休むことは働くことの一部であり、損失なのではない。こうして休むことの価値を知る。