1. 子張第十九(475)N

子張第十九(475)論語ノート

子夏曰。雖小道。必有可観者。焉致遠。恐泥。是以君子不為也。

子夏曰く。小道と雖も、必ず観るべき者あらん。焉んぞ遠くを致し、泥むを恐れん。是れを以て君子と為さざるなり。

子夏曰く。小道と雖も必ず観ならうべき者がある。どうして遠くに目をやってばかりで目の前を見ないのか。泥にまみれることを恐れるのか。これでは君子とは言えまい。

遠くの理想を追うあまり、目の前の大切なものを見失う。目の前の努力を軽んじる。それで君子と言えるだろうか。まずは、このように読んでみる。