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大文字五山送り火:大文字が照らすもの続編

大文字の頂点は字頭(じがしら)というそうです。この字頭は、金尾(かなわ)とは少し違う方角をさしているようにも見えます。また、このページで紹介しているように、大文字の字形全体で見ると、どこに対して正面なのかという見え方が、人それぞれ違うように思います。

大文字五山送り火:大文字が照らすもの続編を紹介
説明 写真
字頭から京都市内を見る図大文字頂点の火床の写真に、わかりやすく赤い線を引いてみました。火床の石に沿ってのびる直線は、愛宕山でしょうか?の中腹方向を指しています。または、むしろ市内中心部を向いているという方が正しいかもしれません。いずれにせよ金尾(かなわ)とは、指す方角が違うことがわかります。 大文字から相国寺までの簡易地図
地図で5番あたりから、大文字山を眺めます。写真に写っている大屋根は、下鴨小学校の体育館の屋根だと思われます。今、2006年7月7日現在、「日本に京都があってよかった」というキャンペーンポスターも大文字山の写真です。ポスターに写っている屋根が、これと同じなら同じ場所で撮影されたものだと推測できます。 加茂街道より大文字を臨む 大文字と、下鴨小学校屋根
地図の5番地点と6番出雲路橋付近は、ほとんど距離が離れていません。出雲路橋の西詰には、この橋を渡ってすぐそこにある、下鴨神社への距離を示した、道標が設置されています。 一級河川「鴨川」の看板 下鴨神社道標
6番出雲路橋西詰から、大文字山を眺めます。写真では、山面がきれいに見える上、字形全体としての正面を捉えているようにも思えます。 出雲路橋西詰 出雲路橋より大文字を臨む
地図上で、7番。賀茂川沿いに歩いて、紫明(しめい)通との交点が、加茂街道紫明です。ここから見てもよりいっそう大文字の正面を捉えているように思えます。北に上がるほど正面に近づきつつあるようです。ただし、あくまでも、金尾(かなわ)は相国寺方面を向いているのですが…。 加茂街道紫明付近 加茂街道紫明より大文字を臨む
地図上で、8番の北大路橋西詰南側の写真です。これらの紹介写真からわかりますが、賀茂川に沿って歩けば、ずっと大文字山がついて来るといえます。賀茂川に架かる橋の多くは、こうして大文字送り火を楽しむことができる場所でもあります。大文字の字形は北大路橋から見ても正面を向いているように思えます。 北大路橋西詰南側 北大路橋西詰南側より大文字を臨む
北大路橋西詰北側からの写真です。今回の追跡調査は、ここまでです。大文字が何に対して正面を向いているかは、結論としては、よくわかりませんでした。ただし、写真から判断すると、大の字形は、相国寺よりも、もっと北を向いているようです。 北大路橋西詰北側 北大路橋西詰北側より大文字を臨む

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