1. 万歩計

万歩計

万歩計の図

万歩計は人を行動に導く

万歩計とは身に着けておくことで歩数を自動的に数えてくれる道具。その目的は歩数を数値化することにある。携帯電話やスマートフォンには歩数計測機能が搭載されている場合が多いものの、それらは常に身に着けているとは限らないため、常に身に着けておける万歩計が必要となってきます。歩数が数値化されると、人はそれを参考に、より多く歩こうと動機付けされます。また意外と歩いていない現状を知ることで、健康に注意が向きます。このように、何かを数値化して記録することは、人を行動に向かわせる効果を生むことを知ることができます。

万歩計選びで悩まないために

万歩計を選ぼうとすると、インターネットにはあまりに多くの情報があるため、24時間以上は悩む必要があります。その悩む時間を省略するために、おすすめするのは、YAMASA EX-350です。このモデルは、まず歩数計測が正確です。手に持って歩いてみると、1、2、3、4と正確に歩を刻んでいきます。止まっている時に生じる振動を歩数カウントしないために、停止してから動き始めるときには10歩分以上の振動があって初めて10歩を計測することとしており、無駄な計測を排除する工夫があります。また、電車に乗る際などには、不要な計測を排除するためのPAUSE機能もあります。しかしながらPAUSEにしなくても、10歩ルールによってほとんど無駄なカウントはされません。また、このモデルには必要な区間の歩数を図るためにクリアボタンがあり、クリアして必要な区間の歩数を図ることができます。しかしそのクリアされた分の計測も積算されて明け方2時には、一日の合計に足し上げられて記録されるそうです。このように明け方2時になると記録が繰り越されて1日分の計測数値は0になります。繰り越された記録は14日間分保存されて順送りとなり、15日目に破棄されます。なによりポケットに入れておいて邪魔にならない大きさなので、おすすめできます。唯一の欠点は、洗濯してしまうことです。洗濯すると壊れます。

簡素で信頼できることは、複雑さを兼ねている

例えばもっと多機能で、カロリー消費量を表示したり、移動距離を表示したり、スマートフォンと連動する機能があれば便利なのでしょうか?そのことで、製品がかさ高くなってしまいます。電池の消耗が早くなってしまいます。アプリをスマートフォンにインストールしなければなりません。複雑な方向へ進むことはしんどいことです。シンプルなYAMASA EX-350は、歩数が計測できて14日分記録されるため、週末などに一週間分まとめて日々日々の歩数をエクセルシートなどへ記録すればよいことです。この時、歩数だけしか記録されていないのですが、ある日とある歩数がエクセルシート上で対応してさえいれば、後の分は順々に自ずから日付と対応できます。また、もっと高度な情報を欲しいと思う人は、それなりに工夫をすればよいと思います。例えば家から駅までなどの特定の距離をグーグルマップで把握すればどうでしょうか。区間歩数は前述のとおりクリア機能を使って記録できるため、距離に対する歩数を把握できます。その方法で導いた数値を使えば、歩数から距離を推計することもできるでしょう。こうした理屈でカロリー消費計算なども、エクセルシートでやろうと思えばできると思います。だからこそ、あまり仰々しく付加機能があるものよりも、簡素な機能で信頼できるYAMASA EX-350がおすすめです。

万歩計の真価

そこから派生して、実は歩くことは、脳への血流を促進することになります。座り続けて血行が悪くなる事態は確実に避けることができます。座り続けて学習すると、ストレスが溜まって、叫び出しそうになりますし、あまり長時間難しい書物と向き合うことができないことは誰もが経験上、知っていることです。そこで例えば、万歩計を身に着けて廊下を歩きながら本を読めばどうでしょうか。歩数は上がる。運動にもなる。学習にもなる。理解も進む。長時間継続できます。歩数の数値化とは、こうして人を能動的に高みに導くことなのだと思います。つまり万歩計とは、一つの時間により多くのことを実現する学習の補助具であって、歩数を数えることには、そういう意味があるといえるでしょう。