1. 頭に靄

頭に靄

頭に靄がかかった状態のように、思考がうまくいかない。例えば専門知識を学習していると、常に専門性の単語を思い浮かべても、その単語の意味をうまく表現できない。思考を繋げない状態になる。広すぎる学習範囲で、薄く反復学習していても、忘れることもあり、知識を維持することが難しい。一日10時間程度学習する日を継続させると、知識がつながってきて、視野が拓けるような感覚になるときもある。逆に学習を止めると、脳が委縮していくように感じる。

例えばピアニストでも、一日の大半を反復練習に充てて、技術を維持していると聞く。かるたのアニメのクイーンでも隙間時間に句を暗唱している姿が描かれている。看護師も、育児などで一時現場を離れると、次に現職復帰する際に、相当に苦労すると聞く。職業というものは、常に技術や知識を維持するための努力が求められる。できるだけ無駄な作業を排除して、脳を働かせる時間を確保することが必要であり、それが靄をはらう常道といえるのだろう。靄に悩む人は多いに違いない。