1. バスガイド

バスガイド

団体旅行のバスに乗務し、車窓から見える道中の風景を多角的に解説し、その団体旅行に対して、歴史的、知的な意義を与える。また旅先での旅行客の水先案内人として、一人の迷子も出さずに全員を連れ帰る責務を負う。さらにバスの発車時、左折、後退など、運行上の安全確認を行い、運転手の助手としての役割を担う。そもそも乗客にとってバスとは移動手段なのだが、バスガイドがガイドをすることによって、その移動が、知的好奇心を満たす旅行そのものへと昇華することになる。バスの乗車時間そのものを旅行の楽しみにするというかけがえのない役割を担っている。きわめて貴い職業である。