1. 地味

地味

地の味。味とは、舌で感じる食べ物の美味しさのこと。例えば栄養があることを数値化して、その強弱を色に表せることは想像できます。味というのは、視覚と同じくらい多階層な情報を舌で捉えています。美味しいということは体に良いことの強弱で、虹のような連続性を表しています。そして、たとえば「あの人、味があるなぁ。」といいます。「じわっとくる。」「いい感じ」という意味です。いいなぁといいながら唾を飲み込むような感覚で、その感情をのどの奥で味覚として捉えている可能性があります。感動の仕方が味覚に近い趣きということでしょう。視覚的か味覚的かの違いはあれども人が感動することを表しています。地の味とは、土台の味ということでしょう。つまり、昆布とか、カツオのだしということです。そこに塩や醤油、みりんなどで味を足すことで豊かな味わいが生まれます。しかし、だしがなければ深みが出ません。地味とは目立たなくとも土台を構成する最も重要なものです。