1. カレーうどん

カレーうどん

カレーうどん完成の図

手打ちのカレーうどんとは、麺を手作りしているカレー風味のうどんということになります。うどん屋さんに食べに行くか、インスタントの袋めんをゆがくかすれば食べることができます。そして、もう一つ選択肢があります。本格的な手打ちカレーうどんは自分で簡単に作ることができます。その考え方を以下に記します。

薄力粉を玉にする。

生地の玉の図

薄力粉はスーパーに普通に売っている小麦粉です。その小麦粉を自分が大体食べたい分量ボウルに入れて少しずつ水を加えながら手で混ぜていきます。べたつかないように水分を常に少な目に意識すれば程よい弾力のボール状にすることができます。力を加えて練っていくと数分でなめらかな生地のボールを作ることができます。

生地の玉を小玉にする。

生地の玉の図

前段で作った生地の玉をさらに小さな小玉状にちぎり分けていきます。これは最近気づいたのですが、要は生地を平たく延ばす大きさをせいぜい餃子の皮程度か、その一回り大きい程度に止めるということです。そうすれば普通の包丁で細切りにすることができます。その餃子の皮サイズに延ばせる分量にちぎり分けるということです。

生地を延ばす。

生地を延ばす図

生地を延ばす作業を行います。小麦粉をまぶしたまな板の上で、すりこぎを使って押し延ばしていきます。途中、適当に小麦粉をまぶして生地が張り付かないようにします。

生地を重ねる。

生地を重ね置く図

生地は餃子の皮の大きさ程度に延ばしたものを小麦粉をふりかけながら、重ねていきます。すべて延ばし終えました。

包丁を砥いでおく。

包丁を砥ぐ図

これも最近偶然気づいたことです。生地を切って麺にするときに最も重要なことは包丁の切れ味なのでした。よく砥がれた包丁で生地を切るとストンストンときれいに切れます。包丁の切れ味が麺の出来を大きく左右することになります。

数枚重ねで麺を切る。

麺を切る図

小さめに生地を延ばして、普通の包丁で切って麺とする。すると必然的に麺が短くなります。しかしそれは食べるときに特に気になりません。家庭で簡単に手打ち麺を楽しむための発想の転換といえるでしょう。

ゆで上がれば完成。

湯沸かし図 湯で麺図 ゆで上がり図

切った麺は3分以内にゆで始めたいところです。そのため麺づくりと並行して、お湯を沸かしておきます。お湯はおつゆ用とゆで用と両方を沸かしておきます。切ったばかりの麺を煮立ったお湯にすべて投入します。直ちに菜箸でかき混ぜ、麺をほぐします。お好みで1分30秒から3分程度ゆでます。ゆで上がったら湯切りをして水洗いをしておきます。麺のおつゆは、私の場合は、「京風だしの素うすいろ」というだし醤油を溶かすだけです。ここに適量みりんを投入し、醤油で味を調えます。そしてカレーの粉を小さじ2杯ほど入れるだけです。麺はあらかじめどんぶりに分けておき、上からおつゆをかけて完成です。本格的な手打ちうどん。片付けを除けば全行程30分ぐらいで作れると思います。お試しください。