1. ライブキッチン

ライブキッチン

人の手が掛かっていることは尊いということを目の当たりにするための仕掛け。人は人との関わりのなかで生きている。助けられたり、助けたりして心が安らぐ。だから料理を作っている姿が目に見える方が、うれしい。楽しい。安心だと。そのひととき、かけがえのない食事を頂いていることを実感できれば、出来合いものの食事と比べて、決定的な差別化につながる。調理師が裏で料理を作って、お客さんの手元に完成した状態で届くのが従来式。テーブル席に併設されたガラスの向こう側の厨房などで料理を作っている工程を客に見せることで自分のために作られた特別な料理であることを可視化する新しい試みをライブキッチンという。