藁などを一定の厚みに縫い固めて、イグサのむしろを表にした長方形の床材。どの家屋にも複数枚を組み合わせて敷き詰めることができるように規格が設けられている。靴を脱ぎ、素足で屋内生活を営む日本の住まいにおいて、最適な床材といえる。冬に温かく、夏に快適に過ごすことができる。気軽に寝転がることができて、湿気を吸収してくれるため布団を敷いても寝汗などで濡れることがない。転倒時にもケガを防ぎ、赤ちゃんやお年寄りでも安心して生活できる。このように断熱性や吸湿性、衝撃吸収性に優れるため省エネや耐震という観点でも優れた役割を果たすものといえる。近年は洋間に人気があるため、板の間におされ気味だが、快適性を重視するなら畳の方が良い。