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i855GMEm-LFS(Ver1)とWindows10

i855GMEm-LFS(Ver1)は、デスクトップPCでありながらノートPC用のPentium M を利用できるAOPEN製マザーボード。パソコンユーザーに、意外性のあるコンセプトによっても所有の満足度が得られることを教えてくれた伝説の逸品。このマザーボードを使って、Windows2000、WindowsXPと問題なく運用を重ねて来た。Windows7をインストールするにあたってRadeon9600Pro 256MB AGPのグラフィックボードを増設。無事にインストールできた。(オンボードグラフィックでもインストールが可能であったかは記憶が曖昧。)

マザーボードに付属の専用ユーティリティはWindows7には対応しない。さらに日常利用する上で気づいたのはUSBが正しく認識されないこと。使用中に認識されなくなったり、全く認識されなかったりと、極めて不安定な状況。それゆえに現役機としての利用をしばらく休止していた。しかし、Windows7ライセンスでWindows10にアップグレードできるとのことで、インストールを試みることにした。ただし、Windows10をインストールする上ではCPUがXDビット対応でなければならないようなので、XDビット対応の Pentium M Processor 780を購入。今では、かつての高性能CPUが極めて安価で入手できる。しかしながら、BIOSの設定をすれば、XDビット対応でないDothanコアでもインストール可能な気もしている。

Pentium M プロセッサには世代の違いがあり、FSB400 MHz対応と、FSB533 MHz対応のものがあるらしい。FSB400 MHz対応のマザーボードでは、FSB533 MHz対応のPentium M が動作しない場合もあるとの当然の情報がネット上に見られるが、FSB400仕様のi855GMEm-LFS(Ver1)でも無事動作してくれた。

システム構成。

i855GMEm-LFS(Ver1)にWindows10proをインストール。

当初は、Windows7上で自動アップグレードを試した。インストールは最後まで進んだが、仕上げの再起動段階で二度と立ち上がらなかった。そこで一度はあきらめて放置。しばらくしてメディアを作成してクリーンインストールする方法があることを知ったため、再挑戦。「Windows10 メディア」などで検索して、マイクロソフトのサイトから、クリーンインストール用のWindows10メディアを作成するツールをダウンロードした。(Pentium M は64bitをサポートしていない。)

作成したメディアを使って、プロダクトキーは後で入力する方法でインストール。ハードディスクはシリアルATAドライブのみで運用したいが、うまくインストールできなかった。OSインストール時には、シリアルATAドライブを認識できないので、PromiseのシリアルATA RAIDコントローラのドライバーを読み込ませる必要がある。また、シリアルATAのハードディスク一台だけでも、RAID0として設定する必要がある。ascii.jpのサイトに詳しく解説されている。Serial ATA RAID Driverはマザーボードにフロッピーディスクで付属していたが、メーカーサイト(AOPEN)からもダウンロードできるはず。しかしながら、今回、Windows10については、シリアルATAハードディスクのみを接続してインストールを試みると、インストール中の再起動で先に進めなかった。Windows7までは、シリアルATAハードディスク一台でインストールできていたのだが…。

IDEハードディスクが必要かも。

デバイスマネージャ画像Windows10をインストールするにあたって、たまたま思い至って昔に使っていたIDEハードディスクをバックアップ用として増設してみた。当然、OSはシリアルATAハードディスクにインストール。すると、今度は問題なくWindows10をインストール完了することができた。Windows7をインストールした際にも実感したことだが、Serial ATA RAID Driver は、Windows7用があったように記憶しているが、Windows2000用、ないしはWindowsXP用を選ぶ方が起動が格段に早い。Windows7用のドライバーでは、5分〜10分ほど停止するが、2000、XP用の場合は、20秒ほど一時停止する程度で、起動はスムーズに進む。これはWindows10にも当てはまっている。

インストール後に、コンピュータの管理画面からディスクの管理を見る。

IDEのハードディスクは最初から認識されるため、ディスク0となっている。Windows10のインストール画面でSerial ATA RAID Driverを読み込ませて後に認識されるシリアルATAハードディスクは結果的にディスク1となっている。ディスク0のMAXTOR 40GB IDEのハードディスクは「システム、アクティブ、プライマリーパーティション」になっていた。保護されたオペレーティングシステムファイルを表示してみると「bootmgr」が保存されている。このIDEハードディスクを増設したことで、OSが起動できるようになったようだ。(たぶん)

デバイスマネージャの確認。

プロパティ画像その他、デバイスマネージャで確認すると、ビデオコントローラーが!マークになっている。これは修正できず。グラフィックボードはMicrosoft基本ディスプレイアダプターで動作しているらしい。ディスプレイの詳細設定で見ると、解像度は「800×600」と「1024×768(推奨)」しか選べない。しかしWindowsのアップデートをすると、「1280×1024」まで選べるようになった。ATIのウェブサイトで確認すると、Radeon9600Proはvistaまでしかドライバーがない。試しにインストールしてみたが、砂嵐になったため、再インストールを余技なくされた(挫折)。ところで、このプロパティではグラフィックボード搭載の256MBのメモリーは認識されていないらしい。

USBメモリーの認識が不安定なことはWindows10でも同じで、玄人志向のUSB2.0V-P4-PCI(VIA VT6212Lチップ)を購入した。VIA VT6212LチップのドライバーはWindows10に搭載されており、USBが普通に使えるようになった。USB3.0のメモリーも、USB2.0動作として利用できるため、まったく不都合は感じない。

結論

ドライバーがうまく当たっていない関係でユーチューブの動画やDVDはまともに再生できない水準だが、Realtec AC'97 Audio のドライバーはWindows10で用意されているので、メディアプレーヤーでCDを聴く上では何ら支障はない。またMSオフィスがストレスなく動くことと、USBがPCIボードで利用できるため、事務作業用PCとして、Windows10でも活路があると思われる。但し、Windows7環境では普通に動画再生ができていたため、Windows7の方が妥当な気もするが、デスクトップPCでノートPC用CPUを利用するという意外性のマザーボードが、未だ最新のWindows10で動くという意外性を有していることこそ、このマザーボードらしさを生かす道ではないだろうか。

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