1. 太子山の山建・第二番

太子山の山建2008・第二番

太子山の山建ての紹介です。太子山は京都市下京区油小路通仏光寺下ル太子山町にあります。太子山の山建てについて取材するために2008年7月12日、13日、14日と早朝に訪れてみました。そして15日早朝にようやく太子山が姿を現しました。

あるいてゆこう太子山
説明 写真
2008年7月15日早朝。今回は、油小路通りを仏光寺から下がって来ました。昨日の14日早朝には何も無かったのですが、今日の15日には、いきなりここまでの完成された飾り付けが出現していました。以前に見学させて頂いた奇應丸の建物も祇園祭の飾り付けをされています。 油小路仏光寺下る 鈴み台の置かれた太子山前 奇應丸の建物
並べられた丸太は、御神木と同じ杉材だそうです。 建てられた太子山
向かい側の建物も、幕を掛けたり、提灯を建てたり、されています。この場所で、ちまきを売られたり、おみやげを販売されるように思います。これらの建物が向かい合う通りの真ん中に、太子山が建てられていました。 太子山町のお宅 骨組みが組まれた太子山
太子山には、既に担い棒も取り付けられており、移動用の車輪も取り付けられていました。前日までは、格致小学校の塀際に建つ電信柱に括り付けられていた御神木の杉も、山に立てられています。巡行時には、胴懸など懸装品で飾られますから、こうして山の構造を見られるのも値打ちがあると思います。 太子山の担い棒 太子山の御神木土台部分 太子山の移動用車輪 太子山の組み枠
宵山に、山を照らし出すための照明である駒形提灯も建てられています。提灯そのものはまだ取り付けられていません。この2008年度から、全山鉾の駒形提灯の電球が、白熱球から、蛍光灯に変わりました。よく見ると渦巻きソフトのような蛍光灯が、ぶら下がっています。 太子山の駒形提灯 山建てされた太子山