1. 浄妙山の風景・第二番

浄妙山の風景・第二番

浄妙山の紹介です。浄妙山は源氏側の僧兵が平氏との戦で活躍する姿を表す山です。平家物語に取材し、宇治川での平氏との合戦の一場面を表します。この宇治川の合戦で活躍する浄妙坊の頭に「ぽん」と手を着いて飛び越え前に出て、自身の活躍の場を求めた一来法師(いちらいほうし)の、その浄妙坊を飛び越える瞬間、二僧兵の先を競う勇姿を表現しているそうです。

あるいてゆこう浄妙山
浄妙山の説明 浄妙山の写真
六角通新町の辻から、さらに東に進みます。次の辻が六角通室町です。この辻は下がれば鯉山、上がれば黒主山、東に進めば浄妙山の別れ道です。 六角通新町をさらに東へ 六角通室町の辻
六角通室町の東側には浄妙山の提灯が立てられています。ここから骨屋町の浄妙山の領域ということでしょう。六角通をそのまま東へ進みます。 浄妙山の提灯 六角通室町を東へ
浄妙山の立ち位置の少し手前の南側に、おそらく会社のビルの一階のフロアーを使って浄妙山の飾り席が設けられていました。中に入ると一来法師と浄妙坊の御神体が並んで展示されています。 浄妙山の飾り席 浄妙山の飾り席
左の白い顔が一来法師(いちらいほうし)、右の黒い顔が浄妙坊(じょうみょうぼう)です。山の上では、この一来法師が浄妙坊の頭に手をついて空中に浮かんでいるのですが、ほぼ90度の角度をうまく実現していると感心します。 一来法師(いちらいほうし) 浄妙坊(じょうみょうぼう)
フロアの一角には山の前と後ろに取り付けられる宇治橋です。前に取り付けられる橋には矢が幾本も突き刺さっており、合戦のさまが表現されています。再び表に出れば、浄妙山の駒形提灯は直ぐ目の前です。 山に取り付ける宇治橋 浄妙山の駒形提灯