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再発行と全発行

コンピュータシステムにおいて入力した内容を点検するために発行ボタンを押してチェックリストを印刷することを発行と呼び、一旦発行したチェックリストを再発行ボタンを押して発行しなおすことを再発行と呼ぶ。発行ボタンを押して印刷されるのは新しく入力したデータであり、一旦チェックリストでチェックを受けたデータは発行ボタンを押しても重複して印刷されることはない。ところでチェックして誤っていたデータは、当該データを呼び出して修正を行い、改めてデータ登録を行う。そうすると修正データは改めて未発行データとして扱われることになり、発行ボタンを押すことでチェックリストに印刷される。こうしたシステムにおいて再発行とは何のために存在するのだろうか。複数回に別れてチェックリストを印刷してデータをチェックしたにもかかわらず、合計金額が合わないなどの事態が起こった場合に、もう一度全てのデータをチェックし直すためではないだろうか。また、小分けにチェックした全データを総まとめで印刷したい場合ではないだろうか。そこには明らかに全データ確認という目的が存在している。だとすれば再発行時には一度もチェックリストを印刷していない未発行データも含めて全データが印刷されることで良いと思われる。しかし一度もチェックリストを発行していないデータは再発行には含まないという考え方がある。しかしそうなると最終的に全データのリストと思って印刷したものが、一部の未発行データを含まない不完全なものになってしまう恐れがある。再発行とは全発行という意味で良いと思う。

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