1. 臨機応変

臨機応変

機に臨んで変に応ず。機会を目の前にしたときに変化の兆しがあれば新たに判断するという意味を表す。

例えばある物事を評価するための基準点があり、そこから遠いか近いかだけで可否を決するならば何事も従前の指標だけで評価が決まってしまうことになる。例えば顧客が当初選ばなかった方法を終盤になって選びたいと申し出たとする。そんなことは聞いていないとして突き放すのか、それとも現時点でそれを選びたいという顧客の判断に寄り添うのかという問題だ。

変化の度に何が最適かを改めて考えてみると、その時点での最適解に近づける可能性がある。それは無原則な迎合かもしれないが、たとえ非効率で失敗したとしてもその都度最適解を考えたい。それを臨機応変という。