1. 宝が池子供の楽園1

宝が池子供の楽園:最後の日

2006年5月7日、日曜日。あいにくの雨天となり、朝から公園にはほとんど誰も訪れていませんでした。最後の日は閉園を惜しむ家族連れが見守る中でと予想されましたが、残念なことでした。2006年5月7日(日)最後の日の閉門時間を指す太陽電池時計

公園の多くの遊具は、職員の方によって手入れされて長く使い込まれて来たものばかりです。しかし次に2008年4月にオープンする予定の「新・子供の楽園」に引き継がれるものは少ないでしょう。ほとんどが今日をもって現役引退となる遊具たちです。

閉園まぎわの公園に足を運んでみました。閉園10分ほど前でしたが、あのおなじみの「夕焼けこやけで日が暮れて」の曲が流れ始めていました。ちょうど門を入って、女の子と、そのお母さんが帰って行かれるところとすれ違いました。しばらくして公園にある太陽電池時計が、ちょうど4時30分を指して、閉門する旨の園内放送がありました。その時、居合わせたのは公園事務所の方以外に、最後の姿を撮りに来られた男の方と、子供を遊ばせに来たお父さんと女の子、そして私と息子だけです。

出口に向かい、公園の門が閉ざされて旧子供の楽園の歴史に幕が下ろされたのでした。長い間ありがとうございました。また来る日まで。

宝が池子供の楽園の記録
説明 写真
子供の楽園最後の日、閉園間際の、自由広場と観覧席。人は誰もいません。 2006年5月7日(日)最後の日の閉門時間を指す太陽電池時計 閉園間際の自由広場と観覧席
役割を終える「こどもの家」。静かに閉園の時を待ちます。そしてちょうど、太陽電池時計が4時30分を指しました。 こどもの家
正門が閉ざされます。公園事務所の方がかんぬきをかけます。 正門が閉ざされる直前 閉まる正門 かんぬきがかけられます。 閉ざされた正門
北東の門、中の門を先に閉め、最後に閉ざされた南東の正門。そして静かに役割を終えた観覧席。 南東の門 観覧席
中間にある門と、北東にある門も閉ざされて、5月7日(日)まさに今閉園です。 中間にある門 北東の門