1. 時間がもったいない

時間がもったいない

夜に会議があったり、日常業務で雑用に従事させられたり、土日に休日出勤があったりすると感じる不安や焦りをいう。もっと知識の習得に時間を費やして脳内に時間を蓄える必要があるはずだ。例えば専門分野の相談業務があった際に迷いなく応対するためには、日頃からの知識の循環的、横断的な復習が欠かせない。そのために時間を割けない現状からすれば、精神的にも不安定になってしまう。頭に靄がかかったように知識の理解も曖昧になっていく。そうするとたまの休日にも、ようやく訪れたまとまった時間を確保できる日ということで、家族との団らんも後回しにしてしまう。日常でも友人と飲み会というような時間の使い方が贅沢で惜しいと感じてしまう。それは、物事の優先順位を間違ってしまって追い詰められていることに他ならない。

無駄な会議の時間があったとすれば、業務時間内に自分の時間を取り返すことが必要だ。そのために生産性を向上させる努力を行うべきだ。土日に出勤があれば、平日に休んで時間を取り返すべきだろう。自分の時間を無駄にする弱い姿勢の辻褄あわせのために、家族や友人との貴重な時間を惜しむことになっては、人生の大損と知るべきだろう。時間がもったいないと感じたら、それは、まず奪われた時間を取り戻す努力を始めるべきサインだと知るべきだ。そして速やかに行動に移すべきだ。それが、自己を成長させ、家族や友人を優先して人生を充実させる方法だ。ひいては仕事の生産性を向上させることになる。これが働き方改革の捉え方だと思う。