1. 蟷螂山の礎石

蟷螂山の礎石

蟷螂山の礎石を取材しています。蟷螂山は京都市中京区西洞院通四条上ル蟷螂山町にある山です。祇園祭では、それぞれの町内にそれぞれの工夫があり、町並みは変わっても人が集まり柔軟さが発揮されて祭が継続されているようです。人が祭の基礎であり、礎石ということでしょうか。

あるいてゆこう蟷螂山
蟷螂山の説明 蟷螂山の写真
蟷螂山の礎石は、あるような無いようなというところでしょうか。祇園祭の宵山期間にこの場所を訪ねると、ちょうどこの板張りの壁があるマンションの下には、仮設飾り席が設けられていました。普段に訪ねると、その場所には、「礎」として蟷螂山保存会の石柱が四本立てられているのを見つけました。しかしこれは、山を建てる目印ではなく、仮設飾り席の礎石として埋められていると考えられます。山が建てられる場所は、お地蔵さんをはさんで南側のガラス張りの店舗の前でしたし、このお店の前に礎石は見当りませんでした。 蟷螂山の仮設飾り席が出される場所 「礎 蟷螂山保存会」と記されて礎石が四本立っています。
「延命地蔵菩薩」町内のお地蔵さんです。 蟷螂山が建てられる場所、その路面。
山が建てられる場所に礎石はありません。しかし、時代の移り変わりで住環境が変化する中でも、祭は受け継がれていることが伝わってきました。少し下がれば、これもマンションの下に蟷螂山町自治会として祭の拠点ともなる町会所があります。 蟷螂山の立つ路面から四条西洞院の交差点の方向を見る。 四条西洞院手前の東側、蟷螂山町自治会