1. 山伏山の風景・第二番

山伏山の風景・第二番

山伏山の紹介です。宵山で山伏山町の子供たちが浴衣を着て集まり声を揃えて、ちまきを勧める姿に出会いました。子供が主役の祇園祭ですから微笑ましいかぎりです。

あるいてゆこう山伏山
山伏山の説明 山伏山の写真
山伏山に到着です。山の前と後にはテントが出されて、ちまき等が並べられます。山の立ち位置は二階飾り席の建物から少し下がったマンションの前あたりです。 山伏山に到着 骨組で展示される山伏山
あたりが暗くなれば提灯にも明かりが点り、人通りも増えます。写真は宵々山の風景ですが、町内の子供たちが集まって来て、ちまき売りに声を揃えます。 時間帯によって南行可能な室町通 子供たちのちまき売りの声
浄蔵貴所が「右手に苛高数珠(いらたかじゅず)、左手には斧を持ち腰には法螺貝をつけ笈(おい)を背う。」と駒札にあります。この場合の「右手」というのは、もしかすると見る人から見て右側という意味かもしれません。ところで山は宵山期間においては骨組のままですが真松の位置からすると南側を前にして建てられていることが分かります。 山伏山の駒札 真松が北側にあり山は南面
宵山の飾りを見れば、近年に新調されたと思われる色鮮やかな龍の見送が飾られ、担棒の端に取り付ける金具も丸型と角型が展示されていました。 山伏山の見送 担棒の端の金具
山の四つ角に取り付ける角金具、「萬暦龍」懸装仕立天保十二年と説明がある古見送なども展示されています。 山伏山の角金具 山伏山の古見送
欄縁と、見送を懸ける台の展示です。精巧な錺金具が目を惹きます。壁には水引や胴懸等も展示されています。巡行では一瞬だけしか目にすることができない懸装品類を間近に、ゆっくり鑑賞できるのも宵山に山鉾を巡る楽しみといえます。 山伏山胴組飾金物 山伏山の水引や胴懸