1. 左ダイヤミル・シャフト

左利きのダイヤミルシャフトの拡大図

左利きのダイヤミルシャフトの拡大図

羞恥心から10年前には拡大図を公開していなかったのですが、私の場合はシャフトの刃は押し回すことを念頭に削り込んでいます。押し回す際に豆に当たる刃が鋭角となることを狙ったものです。このシャフトの刃が豆を粗砕きする役割を果たすので、上手に鋭角さを出すことができれば押し回しの力が軽くなるはずです。

写真はシャフトの挿し方を逆にしたものです。この状態でシャフトを回すと、鋭角面ではなく刃の三角の平面で豆を砕くことになります。シャフトの刃の鋭角な利点が失われてしまいます……。しかしご安心下さい。こういう削り方をしているのは私のカスタマイズの結果です。シャフトの逆挿しに対応した加工もできるはずです。

また注目すべきは臼刃の溝の付き方です。正回転に最適化されているようにも見えます。しかしシャフトの逆挿しは正回転を維持するための選択であるため、この点での臼刃への負担は皆無であり、安心できます。

ところでシャフトの刃を削ることは趣味の世界であって、誠にどれ程の押し回し軽減効果があるのかは実のところ不明です。