1. 観察者効果

観察者効果

観察者効果とは、観察者の威圧が被観察者を委縮させる力を持つ場合、被観察者の前で委縮した不甲斐ない人物は、観察者から見て評価に値しない人物となることを表す。自分の目で見て頼りないのだから、頼りないに違いない。しかしそれは自身が外界に影響を与えた結果であるから、真の評価とは異なっている。被観察者は、そのような観察者に対しても威圧を跳ね返す自己主張力を発揮して自らの価値を表現しなければならないだろうか。答えは否である。その観察者から評価を得ることに割くための時間がない場合、その観察者の方に対する礼儀は後回しにならざるを得ないだろう。