1. みるみるうちに

みるみるうちに

見てる間にのこと。見ている間に変化していくこと。一度目に見た量と、二度目に見た量が異なっていることを知る。それを変化と捉える話法。それを「みるみる」と重ねていうのは、めずらしい用法ではないだろうか。他に例があるか。「読む読むうちに」とは言わないし、「聞く聞くうちに」もない。変化していく速さを言葉を重ねて表す話法。定時点検している間隔を言葉を重ねて表す話法。例えば違う言葉で、パッと済ませるという表現がある。この場合、無からパッまでの時間が不明でその速度がつかみにくい。それがパパっと済ませるという言い方だと、パとパッの間が短いことは発声音から分かるので、パよりパパッの方が一手順多いのに短いように思える。ササッも同じ。言葉を重ねることで間隔の短さを表している。みるみるは、二点観測により、各回の総量の変化を捉えていて、パパッは、二点の間隔の短さを捉えている。両者は異なるが似ている。ストックとフローの関係かもしれない。