1. 雍也第六(146)N

雍也第六(146)論語ノート

子曰。中庸之為徳也。其至矣乎。民鮮能久矣。

子曰く、中庸の徳たるや、其れ至れるかな。民能くすること鮮きや久し。

中庸とは、中ぐらいで続けられる程度にということ。「中庸は、これ、徳を為すなり。」。徳とは、生きる中で身につけた生きるための規範ということなので、つまり、「続けられるように続けるということは、それ自体が生き方を学ぶということ。」の意味となる。そして、「其れ至れるかな。」とは、「それが、最後まで行き着くことだなあ。」と。そして、「民鮮能久矣。」とは、「多くの人が、粘り強く永く続けることは、少ない。」という意味だと思います。ゆえに、「続けられるように続けるということは、それ自体が生き方を学ぶということ。それが、最後まで行き着く方法だなあ。(それが生きる道なのに)粘り強く永く続ける人は少ないなぁ。」と、伝えたいのだと思います。