1. 八幡山の風景・第二番

八幡山の風景・第二番

八幡山(はちまんやま)の紹介です。八幡山の上に載せられる総金箔張りの社は天明年間(1781年~88年)の製作とされるそうです。

あるいてゆこう八幡山
八幡山の説明 八幡山の写真
たくさんの人で賑わう八幡山の飾り席を覗いてみます。壁面には見送など懸装品類が飾られており、角金具や欄縁も巡行を前にして山には取り付けずに展示されています。八幡山前面に取り付けられる御幣も飾られています。 八幡山の飾り席 角金具などが整然と展示されている八幡山飾り席
八幡山の担棒の終端部分の飾り蓋も箱に入れられて展示されています。八幡山の担棒は黒塗りで四角いため金具も四角い形をしています。木彫りのつがいの「はと」(左甚五郎作と札あり)や、弓矢の神という矢も飾られています。 八幡山担棒の端の飾り等 木彫りの「はと」、木箱に入った矢など
八幡山の町会所の庭に祀られている八幡さんを勧請(かんじょう)するための総金箔のお社です。手前の鳥居も山の上に立てられます。さっきの木彫りの鳩は、もしかすると鳥居に付けられる鳩かもしれません。一方木肌のお社が庭に祀られている八幡さんです。 八幡山の総金箔のお社 八幡山の庭に建つお社
町会所から新町通に建てられた八幡山に戻ります。鳩幕の向こうに八幡山の駒形提灯が見えています。枝振りの良い真松も据えられています。 新町通の八幡山 八幡山の駒形提灯
八幡山の駒札には、山鉾巡行においては町会所の庭に祀られている八幡さんを山の上に勧請(かんじょう)すると説明されています。勧請とは庭に祀られている八幡さんを総金箔のお社に分霊して山の上にお招きするという意味です。 八幡山の北面の駒形提灯 八幡山北面に立てられた駒札