1. 南観音山の風景・第四番

南観音山の風景・第四番

南観音山(みなみかんのんやま)の紹介です。2014年の祇園祭から後祭巡行列の取りは大船鉾が務めるようになりましたが、2013年以前は南観音山がその大役を果たしていました。その当時は前祭りと後祭りを同日に開催していましたので長刀鉾が朝の9時に四条烏丸を出発しても、取りの南観音山が四条河原町に到着するのは昼の12時10分頃でした。その時点でも巡行の道のりでいえば全行程の四分の一程度の地点です。

あるいてゆこう南観音山
南観音山の説明 南観音山の写真
祇園祭の山鉾巡行列、前祭・後祭を通じての取りとなる南観音山が四条河原町に到着です。2006年7月17日12:10分です。先行して車方が割竹を敷いています。そこに曳手の到着です。 南観音山、四条河原町に到着 南観音山、四条河原町に到着
南観音山本体も到着です。前輪は割竹に乗り上げて上手に滑らせます。後輪は地面に車止めで固定して回転する軸とするようです。 山本体の到着 辻回し準備、後輪に車止め
辻回しの回転軸となる車輪は進行方向に向かって左の後輪でしょうか。車輪の前後に車止めをしています。しかし回転角分を考慮した止め方になっているようです。車輪の直径は人の背の高さほどもあることがわかります。ところで南観音山においても付属巡行物が横に待機しています。 車止めをされた車輪 南観音山付属巡行物
車方の下準備が整えば曳手が綱を持って並び始めます。この青い衣装の曳手は何枚かの写真で数えてみても40人は下らない数です。 辻回し準備中の南観音山 並び始める曳手
音頭取の掛け声で一斉に綱を引きます。南観音山の角度が変わり少し北を向きます。囃子方は辻回しの間も、お囃子を続けています。 辻回しの南観音山 態勢を整える南観音山